「ローテーション道徳」で、豊かな心を育んでいます
中山中学校では、子どもたちがこれからの社会を心豊かに生きる上で大切な「道徳」の授業に、昨年度から引き続き「ローテーション道徳」という形で取り組んでいます。
この取り組みは、学年を担当する全ての先生が、クラスを替えながら同じ題材で授業を行うものです。例えば、ある先生が「思いやり」について、また別の先生が「安全な生活」についてなど、それぞれの先生が得意なテーマを選び、それを担当する学年の全てのクラスで展開します。
この「ローテーション道徳」には、大きく分けて2つのねらいがあります。
子どもたちの多角的な学びを深める
担任以外の先生から異なる視点や問いかけがあることで、子どもたちは一つのテーマをより深く、多角的に考えることができるようになります。普段とは違う先生の授業を受けることで、新鮮な気持ちで道徳と向き合える良い機会にもなっています。
先生方の指導力向上
先生方にとっても、他の先生の道徳の授業を見ることで、発問の工夫や授業の進め方など、多くのことを学び合う貴重な機会です。これは、先生方自身の指導力向上にもつながる「学び合い」の場となっています。
先日6月4日(火)には、1年生にとって初めてのローテーション道徳が行われました。それぞれのクラスで、子どもたちは以下の題材についてじっくりと考える時間となりました。
1組: 「思いやり」をテーマにした題材
2組: 校外学習での出来事を通した「安全な生活」をテーマにした題材
3組: うわさだけで友達を無視してしまうことについて考える題材
4組: 「心の弱さを乗り越えることの大切さ」をテーマにした題材
どのクラスでも、子どもたちは先生の問いかけに真剣に耳を傾け、自分の考えを伝えようと積極的に発表していました。子どもたちの真剣な眼差しから、多くの学びがあったことがうかがえ、私たちも大変嬉しく思っています。